ちょうど3週間前、
対バンしたバンドのドラムが亡くなったそうだ。
以前から闘病していたらしく、
あの日は医者からはあと3週間と言われていたんだって。
レフティーのドラムで強弱があり、自分なりに拘って、ジャジーな安定したリズムを刻んでいたのが印象的だった。
初めてイマジンを披露した時にも対バンしたな。
他の奴らはバカみたいにはしゃいでるのに対して、彼は自分たちの曲を真剣に聞いてくれてた。
イマジンの動画にリズムを刻む横顔が残っているのが忘れられない。
オレは挨拶程度しか話さなかった。
3週間前のあの対バンがラストステージだったのかな?
そうだとしたら、どんな思いでステージに立っていたんだろう?
みんながはしゃいでるところを見てどう思ったんだろう?
オレなら素直に楽しめないかもしれない。
悔しくてたまらないだろうな。
そう言えばあまり笑顔じゃなかった気もするな。
今月末の今度のステージはあいつの分まで楽しんでやろう。